
上甲晃さんは、あの松下幸之助が晩年立ち上げた、「松下政経塾」の塾頭を務め、14年間もの間、政治家の育成に努めてこられた人格者。
幸之助直伝の哲学を受け継ぎ、現在は、日本の若きリーダーを育てようと、「志ネットワーク活動・青年塾」を主宰しています。最近では、あのグラミン銀行総裁のムハマド・ユヌス氏と会談するなど、日本の未来のために、多方面で精力的に活躍しています。

ハウツーや方法論では解決できない問題を体験から悟る「真理」の力で解決できて、あなたのビジネスを成功に導いてくれることを心から願っています。
ぜひこの教材をご覧になって、あなた自身の『万事研修』を、実践してみてください。

「自分の仕事はちゃんとやってます!」「私はやってますけど何か?」
部下や社員のこんな発言に「なんか違うんだよな〜」と感じたことありませんか。自分の仕事をキチンと仕上げるのは当たり前。まず自分のことは自分で・・・これも当然で正論です。しかし、いつも自分の仕事のことだけで、他人には無関心では大きな仕事はできません。こういう雰囲気の職場というのは、仕事はこなせていてもなんだかギスギスしています。新しいアイデアも出てきそうにないし、いざという時のチームワークも期待薄です。
上甲さんは、青年塾で行う泊まり込み研修の中で、朝起きてこられなかった人よりも、起こさなかった人のほうを叱るといいます。なぜでしょうか?志高い若者を育成するためには、まず他人に関心を持たせることが第一歩だそうです。社員に主体性を持ってもらいたい、全体を見ながら仕事に取り組んでもらいたい・・・!そして、もっとチームワークを強化したい!と思っている方必見です!

上甲さんは松下幸之助から、成功哲学を直々に教えられました。経営の神様から、直に教えてもらえるとは、なんと羨ましいお話。幸之助は自分が経営者としてやってこられた理由に、「学歴がなかったおかげ」「家が貧しかったおかげ」「体が弱かったおかげ」と3つのおかげを挙げています。しかし、この3つのことは多くの人にとってはまさに「出来ない理由」。言い訳です。
普通の人なら「お金がないからできない」と言います。またこんな時代なので「不景気だから物は売れないよ」とも言われています。資金不足も、不景気も、簡単に出来ない理由にはなりますが、なかなか「おかげ」と言えません。上甲さんの成功も、やはりこの幸之助の哲学が基盤となっています。今、障害だと思っていることを、幸之助哲学にのっとって、「●●のおかげで何ができるだろうか」と考えてみてください。発想の転換のヒントを学んでください。

松下電器(現パナソニック)時代は、普通の会社員。上甲さん40歳にして松下政経塾への異動が決まります。電子レンジの営業から政治家の育成者への転身?まさに晴天の霹靂。ビジネスマンにとっては、まさに脂の乗った時期。今までの培ってきた経験が政治家の育成に生かされるとは到底、思えなかったに違いありません。上甲さんは、「無理だ、できない」と逃げ回ったそうです。
しかし、人生を変えた松下幸之助の一言。
「君、素人か。そらええな。」
普通なら「経験がないから出来ない」と考えるのが当たり前です。しかし幸之助は、新しい政治を創りたかった。だから「素人であることはむしろ良いこと」だったのです。
上甲さんの人材育成人生始まりのエピソード。新しいことをやろう。発想を転換しよう。イノベーションを目指している。そんな時、自分が「素人」であることが武器になるとしたら・・・?こんなに心強いことはありません。勇気が出ます。

有名な話ですが、松下政経塾で塾生の最も大事な修行は「掃除」。毎朝早くから「掃除」。「掃除」といった凡事の大切さ、また凡事徹底の難しさは、誰もが知っています。それに「掃除」を徹底する一流企業はたくさんあります。しかし、「掃除をしたら業績が上がるのか?」誰もが感じている率直な疑問でもあります。多忙な経営者やビジネスマンは、「掃除する時間があったら、仕事をひとつでも片付けたい。」「掃除は業者にやってもらえばいいから」というのが本音だったり・・・。社員レベルでも「見えるところだけとりあえず・・・」というのが実情だったり・・・。しかしながら、やはり「掃除が行き届いている会社の業績は上がる」のです。野球の強い明徳義塾高校。グラウンドがきっちり整備されているときは恐ろしく強いそうです。ハウツーや方法論ではない、心の持ち方が成果を決めるというエピソードが満載です。

どこにでも、言うことを聞かない社員や部下はいるものです。
どうやって指導したらいいんだろう。どう話せばわかってくれるのだろう。
部下も人間、意思があります。反抗しなくとも、思い通りに動いてくれない部下や社員も悩みの種なのに、あからさまに言うことを聞かない社員には頭を抱えてしまいます。経営者にとって、悩みの大部分が「人」、つまり社員や部下のことだと言われています。
上甲さんも、政経塾時代、「掃除が嫌です」という塾生に、それはそれは悩まされたそうです。手こずって、手こずって、挙句の果てには、もう顔もみたくない!いっそのこと辞めてくれたらいいのに!・・・と思ったそうです。上甲さんほどの人格者でも、そんな苦しみがありました。しかし、上甲さんには意識が劇的に変わるチャンスがありました。マザーテレサとの出会い。苦しんだ体験がマザーテレサとの出会いによって「目覚め」をもたらしてくれたのです。リーダーなら誰もが経験するような、もどかしさと葛藤。その経験はただの苦しみではなく財産。そこに自己変革のチャンスがあるのです。


昭和16年10月 大阪市に生まれる
昭和40年4月 松下電器産業株式会社に入社。広報、電子レンジ販売などを担当
昭和56年 財団法人松下政経塾に出向。理事・塾頭、常務理事、副塾長を歴任
平成4年 志ネットワークを立ち上げる
平成8年4月 松下電器産業株式会社を退職
平成8年5月 (有)志ネットワーク社を設立
平成9年4月 「青年塾」を創設
著書『志のみ持参』(致知出版社)
『志高く生きる』(致知出版社)
他多数



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